誰も見てない安心感

誰も見てない文章を書きたいのだ。ただの独り言。深夜の静寂とホワイトノイズだけの世界とか、森の中でひとり歩く木葉の音とか、森にひとりでなんて行かないんだけど、そういうこと。どういうこと?なんの役にも立たなくて、ただの文字の羅列であって、意味なんてひとつもなくて、日記ですらない。だから誰も見ないしわたしだって読み返すかもわからない。世界はわからないで満ちている。未知は好きだ。基本的にインターネットがわたしの外部なのだけど。それか本。本があればどこかへ行ける、ような気がする。本を読んで妄想した情景と、過去の曖昧な実体験の記憶にどんな違いがあるのだろう。現実逃避の成れの果て?現実も虚構も混ざりあって溶けていって、いつか何もわからなくなりたい。というのは嘘。こうやって思い浮かぶままに文字を連ねていくのは楽しい。誰にも見せないつもりだからこそ書ける思考の散らかった文章もどき。